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6000円クラス(実売5〜8千円)で一番優秀と評判。 ◆大きい口径と瞳径、フルマルチコート 口径が他機種の21mmより大きい25mm、たった4mmの違いでも集光力は1.4倍。アリスと比べれば2.5倍。瞳径も他機種が2.6mmなのに3.1mmと大きくて見やすい。 レンズもプリズムも反射は全部緑色、フルマルチコート。 ◆ずんぐりムックル 300gと重く大きいですが、プリズムが大きいとか光学性能にも寄与しているようですし、手ブレも減ります。 ◆長いアイレリーフ、ツイストアップ式アイカップ 裸眼ならアイカップを引き出して(軽く固定される)、軽く瞼に当てると丁度良い位置になります。眼鏡ならアイカップを縮めれば、視野がケラレずに見えます。 ◆見え方 ・すっきり明るく見えて楽しい。タンクローとは対照的なバランス。得手不得手が極端で、リーマス・ルーピン先生みたいに昼間は優秀 But 満月厳禁 (^^; ・色合いは青空と白い雲が明るく鮮やかに見えます。寒色系のバランスで、寒色は鮮やか、暖色は落ち着いて見えます。 ・この価格帯で光と黒の両立は無理ですが、クリアに見えるとの評判通りに煌(きら)びやかに寄ったバランス、黒の締まりはもう少し。 ・逆光気味やゴーストやそれなりにあります。昼間〜夕方は目立ち難くても、満月は上下に光の帯がでますし視野も白くなります、夜の市街地はゴーストやフレアが派手です。 ・星空は口径が大きいので微光星が一番多く見えます。 ◆印象いろいろ 1.両側に内幅8mmのストラップフック。付属品は両吊り用ストラップ。取り替えるなら取付幅8mmの細ヒモ用。 2.付属ケースはアイカップを引き出したまま収納できます。 3.視度調整ダイヤルは右接眼レンズ根元、軽く動くのは輪ゴムを巻くかテープで。 4.アリーナM8x21と違い、ガラス越しではありません。 1.全体的な作りはもう少し。内部フレームやレンズ枠の光り方なども目立ちます。 2.ピントリングが小さいので爪が長い人は要注意かも。 3.会議や講習会では倍率が高過ぎる事も。4〜6倍が最適かな。 |
ビクセン・アリーナM8x25 レビュー:2011年9月
◆見え方◆ N1・アリス・アリーナ・タンクローの比較形式で、「見え方」の頁に記しました。 |
◆実測(サイズはアイカップや突起を含む) 幅110x長101(アイカップ引出110mm)x厚50mm、重284g、開口径:対物24.5mm/接眼16.6mm 眼幅55〜75mm(接眼レンズ芯間)、最短2.1m、ピントリング最短〜遠景:約1.9回転/全:約3.2回転 |
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◆レンズコーティング 左:対物レンズ、 右:接眼レンズ フルマルチコート! |
◆鏡筒内 左:外側方向、 右:中心軸方向 なぜ内部が灰白色?迷光が増えるのに。 |
◆上位機より優秀 見比べると1万前半のアトレックHR8x25の方がよく見えます。高価なアルピナやアペックスプロはもっとよく見えます。しかしダハは目に違和感を感じます。中でもアトレックに一番強く感じます。 アリーナM8x25は目に違和感を感じません、目が楽です。あちこちのレビューを見ると「アトレックよりアリーナM8x25の方が見やすい」とか「よく見える」という人が目立ちます。この人達もダハ特有の目の違和感を感じている気がします。 ◆逆ポロコンパクトの上級機を! 本格的な双眼鏡はどうして目に違和感を感じるダハばかりなのでしょう。この機種のガラス材やコーティング、内部処理を良くすれば、魅力的な逆ポロの上級機になると思います。そして6倍機を作れば瞳径は4.2mmになり室内や夕方、夜空にも使いやすくよく見えるはず。ぜひお願いします。 逆ポロの素性の良さ、コストパフォーマンスの高さ、ビクセンの開発ノウハウを考えれば、アトレックより安価にアトレック以上の見え方が期待できます。よろしくお願いします。 |
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