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◆ ◆  双眼鏡 ニコン・モナークIII 8x42DCF  ◆ ◆


ニコン双眼鏡の主力モナークシリーズから、最新型のモナーク3をヒノデC2と見比べました。

◆モナーク3の印象いろいろ
・高級感のある濃緑色のゴムぐるみ。小鳥にも公園でも警戒され難い。
・C2よりひと回り小さく軽い、鏡胴がまっすぐで目標をとらえ易い。
・アイカップはクリック有り。但しケースの出し入れで動いてしまう。
・対物レンズ付近を持つとピントリングに指が届かない。
・さすがニコン、付属品にも高級感。ストラップは幅広38mm。
・ケースもしっかりしたもの。ただし上ブタが長すぎる。
・対物キャップはボディに止められる。ただし対物キャップをぶら下げていると風を受けてブレる。

◆見え方‥‥ヒノデC2と比較
〔昼間〕
・クセのないカッチリとした見え方。C2は柔らかく上質な見え方。
・解像度はどちらも優秀、甲乙つけがたい。
・色合いは黄色い。薄い黄色(レモンイエローみたい)で葉や肌が鮮やかになる、くどくない。C2の色合いは自然。
・ピントは薄く立体感はない、カメラの望遠レンズ的。C2はピントが深く立体感が強い、広角レンズ的。
・近距離を見たり直線や格子状の人工物で比べると、C2は歪曲と像面湾曲が目立つ(B1より気になる)
〔逆光気味〕
視野のすぐ外に太陽があり、対物レンズに直射日光が当たる状態。
・視野の1/3くらいが真っ白になり、余計な光がチラチラして鬱陶しい。C2は白っぽくなる程度で範囲も少ない。両機とも白くならない部分は普通に見える。
ちなみに悪影響が一番少なかったのはアバンター8x42DH、C2よりもずっと少ない。
〔夜〜星空〕
・明るい星は大きめの点、暗い星は小さい点。C2は小さい点になる。
・両機とも満月や街灯のフレアやゴーストは気にならない。但しC2は強い光源で1箇所弱いゴーストがでる(ポロ特有?)

◆やっぱりダハ!
目に違和感を感じます。目に力が入って緊張する感じ。C2は非常に快適、目の緊張がほぐれる感じ。



ニコン・モナークIII 8x42DCF
レビュー:2011年10月

形式
倍率
口径
コーティング



1000m先視界
瞳径
アイレリーフ
眼幅調整
実視界
最短合焦距離
防水
サイズ
重量

希望価格
実売
保証
ダハ
8倍
42mm
レンズ・プリズム
フルマルチ/
フェイズ/
高反射誘電体
110m
5.3mm
19.6mm
56〜72mm
6.3度
2.5m
防水
146x129x__mm
610g

37800円税込
27000程度〜
1年


◆実測(サイズはアイカップや突起を含む)
 幅129x長146(アイカップ引出156)x厚52mm、重612g、開口径:対物41.8mm/接眼21.5mm
 眼幅55〜75mm、最短2.2m、ピントリング:最短〜遠景1.0回転/全1.2回転


◆レンズコーティング
 
 左から、 蛍光灯・対物レンズ−接眼レンズ、  LEDライト・対物レンズ−接眼レンズ

◆鏡筒内

  左:中心軸方向、 右:外側方向



◆営業戦略?
ヒノデ8x42-C2やビクセン・ニューフォレスタHR8x42などライバルを意識しているのでしょうか? 実売価格が下がり、ときに2万半ばになっているようです。性能差と価格差を考えると、どれを選ぶか悩ましいかもしれません。

無責任に最安店を勧めるのではありませんが、比較の目安として。2011年9〜10月の実売価格は、ヒノデC2が3万5千円(直販)、ニューフォレスタが2万5千円〜、モナーク3が2万7千円〜。この価格差をどう判断するかは人それぞれですが、やっぱり悩ましい?(笑)





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bino    2012/6/24a