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◆ ◆  Canon PowerShot SX40HS (5)高倍率マクロレンズ  ◆ ◆

【 レイノックス・高倍率マクロレンズ 】

   MSN-102   +11.8dpt
   MSN-202   +25dpt
   MSN-505   +32dpt
   ミクロ探検隊CM-3500(5.9/11.8/25dptのセット)販売終了

レイノックスの商品ページに記してあるように、高倍率になるほど撮影が難しくなります。
撮影面との角度と距離を微調整でき、カメラを脱着しても位置を再現できるスタンドが必要です。またワーキングディスタンス(撮影距離)が数cmなので照明にも工夫が必要です。

DCR-150/250のようには撮影できません。なんと言うか、理科の実験と仕事くらい違います(笑)



<撮影方法>
最短距離と被写界深度と撮影範囲の撮影。画角/焦点距離はライカ判基準。
フォーカスはMFで最短距離(150mmはマクロモード)と無限遠、絞りは開放と最大。
撮影範囲(幅)は被写界深度の影響を避けるため絞り開放。
撮影後に明るさとコントラストの調整とトリミング。
本来、撮影対象と撮影距離測定は別にすべきですが、個人の趣味の撮影ということで(^^;

SX40のレンズ先端はフィルターネジのようになっています。そこにワンタッチアダプターを取り付けます。(写真はDCR-250)

SX40のレンズとマクロレンズの中心を合わせます。写真のようにズームするとわかりやすい。

望遠側にズームしても周辺がケラれたり光量不足になりますし、画質面からも画像の中央を使います。


【レイノックス MSN−102】

◆ワーキングディスタンス・被写界深度


目盛は1mm。幅をトリミングして合成。縦(奥行き方向)はトリミング無し。


目盛は1mm。トリミング無しで合成。


◆撮影幅


目盛は0.5mm。トリミング無しで合成。

【レイノックス MSN−202】

◆ワーキングディスタンス・被写界深度


目盛は1mm。トリミング無しで合成。


目盛は1mm。トリミング無しで合成。


◆撮影幅


目盛は0.5mm。トリミング無しで合成。


倍率はMSN-102の約2倍です。840mmの撮影幅が2mm以下になり、ピントも薄く、撮影はかなり難しくなります。



【まとめ】

(1)撮影

ピントが合っているのに撮影画像がぼんやりしていたり、撮影時にSX40の液晶でピントがわからなかったり。そんな時は、マイカラー(画質設定)をカスタムにして、コントラスト、シャープネス、色の濃さを最大にするといいかも。

被写体がレンズの影になるので、照明方法も考えて下さいね。


(2)マクロレンズ

Raynox MSN-102 +11.8dpt……撮影は難しい。
Raynox MSN-202 +25dpt ……倍率が高く、撮影はかなり難しい。

拡大率(倍率)とワーキングディスタンスを考えれば、SX40以外やMSN-202以外の方法がいくつもあります。どれを選ぶかは使う人のお好みで。

簡単に言うと

PowerShotSX40を使えば、誰でも簡単に超望遠撮影ができる、、、、訳じゃないのと同じです。

手ぶれ補正なしやマニュアルフォーカス(MF)で撮影してきた人なら「SX40を買えば?ものすごぉーーく簡単に撮れるよ!」と言うでしょ。
でも、ケータイ内蔵カメラを使ってきた人でも簡単に撮れる訳じゃないですよね。
それと同じかな。



【おまけ】 レイノックスDCR−150+MSN−202

DCR-150の前にMSN-202を取り付けて倍率を上げてみました。


(左)被写界深度の目盛は1mm、(右)撮影幅の目盛は0.5mm。トリミング無しで合成。

それぞれ単品で使った時に比べて、画質の悪化と撮影の難しさが目立ちます。やはり無理な組合せかも。
画像はMFでもAFでもなかなかピントが合わず若干ピンボケです。撮影距離が約22mm、撮影幅が約1.5mm。堅固な机、微調整のできる接写スタンド、リモートレリーズが欲しい。


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uu   2012/7/31