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◆ ◆  Canon PowerShot SX40HS (7)日食・太陽の撮影  ◆ ◆

2012年5月に日食があるので、日食グラスや減光フィルターの宣伝が目に付きます。もし日食撮影をするのなら、事前の準備と練習をお忘れなく。マルミやケンコーのwebサイトや店頭パンフレットの日食撮影特集が参考になります。

黒点の様子も変わったらしいので、練習を兼ねて PowerShot SX40 で太陽を撮影しました。薄曇りでしたが、予想以上にはっきり写りました。


〔準備〕
減光フィルター    ケンコー ND400 x 2枚 (光量1/160000)
ステップダウンリング  マルミ 67-58mm
フィルターアダプター  キャノン FA-DC67A

※ SX40とFA-DC67Aは指定外の使い方ですから自己責任で。

〔撮影結果〕
上:望遠 840mm(12Mpxl、光学ズームのみ)
中:望遠 1260mm(5.3Mpxl相当、デジタルテレコン1.5倍)
下:望遠 2100mm(2Mpxl、デジタルズーム88mm)

今回はカラーのまま載せますが、本来はモノクロ画像です。

〔今回の設定〕
絞り優先A-mode、F8.0、ISO100、露出補正0、スポット測光、MFもしくはAF(今回は太陽の縁でAFロック)、セルフタイマー、。

SX40のファインダーはEVFなので安全です。
一眼レフなどの光学ファインダーは危険ですから使用しない事!

〔撮影して〕
(1)手持ちで撮ったら当然手ブレ。光学ズームだけで840mmもあるので三脚は必須条件です。
(2)太陽を小さく写すとAFや露出を外しても気付きにくいので注意。日食の時は刻々と明るさが変わるのでP-modeがいいのかな?

デジタルテレコンやデジタルズームは一長一短です。太陽を大きく写せばAFや露出を外しにくくなりますが、僅かなブレも目立ちますし太陽を追いかけるのも大変です。


基本的には月の撮影と同じかも



薄曇りの撮影をレタッチ(トリミング〜モノクロ)

中央付近に目立つ黒点、左上と右下に小さい黒点があります。




〔三脚の使い方〕
・脚を伸ばさず大きく開いて高さを低くすれば、三脚のブレを少なくできます。SX40のバリアングルディスプレイを使えば身体も楽です。
・上向きにすると雲台が使い難くなるときは、雲台の前後を逆にして使います。
・フードやレンズの重さで重心が前になり、風や不注意で転倒するのを防ぐ為、レンズの方向に脚を1本向けます。
・脚を伸ばして使う時や、軽量な三脚を使う時は、三脚の強度を考えつつ水を入れたペットボトルをぶら下げたり工夫して下さいね。尚、ペットボトルが揺れるとブレるので下端が地面に付くように。



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uu   2012/4/3