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月の撮影・その4 組立天体望遠鏡とデジカメで撮影(コリメート法) 収録2011/7/19、ブログ初出2010/2/13
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組立天体望遠鏡とデジカメでの撮影です。
基本的にケータイのときと同じです。 一番最初に そのデジタルカメラが使えるかチェック。 昼間、組立天体望遠鏡を三脚に取り付けて、遠くのビル等がきれいに見えるようにします。 デジカメをカメラ撮影モードにして、接眼レンズを覗かせます。 組立天体望遠鏡に触わらないように。どこを見てるのかわからなくなります。 デジカメの画面にビル等が見えたら、たぶん使えます。 写してみましょう。ブレたりピントが合わなかったり半分黒くなったりします。 試行錯誤しても見えなかったら、そのデジカメは使えないかも。 あちこちで言われているのは、 ・レンズ口径が小さい方がいい。 ・ズーム倍率が少ない方がいい。 実際に試してみましたが、言われている通りでした。 Canon IXY 910 : 3.8倍(28-105mm相当) 使えた Canon PowerShot A540 : 3倍(35-105mm相当) 使えた Canon PowerShot A720 : 6倍(35-210mm相当) ズーム全域で使えなかった ちなみに、デジスコでは Canon IXY 1000/2000 がよく使われているそうです。 |
<準備> 組立天体望遠鏡とデジタルカメラの他に、カメラ取付ブラケット、ゴム板、 三脚などを用意します。 次の「月の撮影・その5」で手ブレ防止に、リモートレリーズブラケットと レリーズケーブルか、リモコンを使用します。 使用するデジカメのオプション品や入手しやすいものに変えたり工夫して下さい (以下の写真と価格等は各社サイトより) ![]() 左:ユニバーサルデジタルカメラアダプター 定価9500円税込 右上:デジタルカメラクイックブラケット 定価10500円税込 右下:ケ−ブルレリーズブラケット(レリーズ別売) 定価7350円税込 ![]() 左:コンパクト用シャッターボタン(レリーズ別売) E-398 定価1470円税込 右:レリーズ付ブラケット/コンパクトデジカメ用 E-6205 定価6510円税込 ![]() 左:31.7mm用ユニバーサルカメラアダプター NOCAAD31 売価3900円 右:デジカメレリーズブラケット(レリーズ付) NOCAMBRA 売価2480円 ゴム板 固めのゴム板など 3x100x100mm程度 ホームセンターで100円程度 |
<組み付け> デジカメは、Canon IXY910 を使います。 ブラケットは TELESCOPPER.JP から購入しました。 超軽量デジカメなら、ケータイと同様にしてもいいかも。 ![]() 組立望遠鏡の接眼レンズ部は細いのでゴム板を巻きます。 ゴム板は幅25ミリ、長さ70ミリ・90ミリ・100ミリくらいに切ります。 ![]() デジタルカメラを取り付け、レンズの中心を合わせます。 カメラのレンズが一番長くなった時の隙間を2mm程度にします。 ![]() 光軸がナナメになっていたらカメラの下に厚紙をはさんでまっすぐにして下さい。 簡単にチェックします。組立望遠鏡を明るい方に向けて、カメラを撮影モードにします。 ズームを広角側にするとわかりやすいです。 ![]() ケラレの中心と、明るい部分の中心が、画面の中心にくるようにします。 |
<撮影/試写> 月の撮影をする前に、練習を兼ねて試写してみましょう。 昼間、遠くのビル等を写してみましょう 手順 1.デジカメを撮影モードにし、望遠側にズームします。 2.フォーカス設定があれば遠景(山のマーク)にします。 なければAFのまま。 MFで遠距離設定でも。 3.画面を見ながら組立望遠鏡を回してピントを合わせます。 4.ズーム位置や、接眼レンズとカメラレンズの距離など、必要なら微調整を。 5.うつす(セルフタイマー推奨) 6.何枚も写してみて、あとから良い物を選んでください。 どうしたらうまく写せるか、、、それは試行錯誤しかありません。 設定や操作を変えていろいろやってみてください。 参考までに 今回の組み合わせで良かったのは 光学ズームの望遠端(レンズが一番長くなる) 接眼レンズとカメラレンズは1mm前後 セルフタイマー10秒 |
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